コミュニケーション チームビルディング 心理的安全性

意見・アイデアが出るチームをつくる! カギは「心理的安全性」

皆さんの職場の会議やミーティングは、どんな雰囲気で行われていますか?

活気があって、参加者が積極的に意見やアイデアをどんどん出し合っている!
…と自信をもって言える人は、結構少ないのではないかと思います。

でも、あなたが管理職やリーダーの立場なら、アイデアを集めるような会議のときは積極的に発言して意見を出してほしいと思いますよね。

今回は、そんな「全員がどんどん意見を出せる会議」にするためのカギとなる「心理的安全性」について取り上げていきます。
チームを率いる立場の人は必見です!

この記事を読むと・・・

●忌憚なく意見を出し合えるチーム作りのヒントを得られます
●「心理的安全性」の概念について知ることができます
●心理的安全性を高めるためのコツを学べます

 

心理的安全性の重要性

カズヤ
そういえばさ、僕が前にいた会社の会議、どうにも重たかったんだよね。みんな、思ってることあんまり言えないっていうか。
アツシ
それは心理的安全性が低かったんだね、きっと。
カズヤ
心理的安全性?
アツシ
心理的安全性っていうのは、「不安や恐怖を感じることなく、自由に発言したり行動したりできる状況」のことだよ。
カズヤ
そんなに空気の悪い会社ではなかった気がするんだけどね・・・。
アツシ
心理的安全性が不足する要因って、色々あるんだ。詳しく見ていこう。

心理的安全性が担保されていないとどうなる?

上にも書いたとおり、心理的安全性とは「不安や恐怖を感じることなく、自由に発言したり行動したりできる状況」のこと

心理的安全性が担保されていない組織やチームでは、メンバーがこんな不安を抱いてしまいます。

●こんな質問したら無知だと思われるかも・・・
●余計な仕事を増やしやがって、なんて思われないかな
●こんなアイデア出したらバカにされるんじゃないかな
●ここで自分から動くとあの人達から嫌われそう

チームのメンバーがこういうことを考えていたら、思い切ったアイデアはまず出ませんよね。

会議のファシリテーターが「意見のある人〜」と聞いても、居心地の悪い空気が流れるか、重鎮や声の大きい人が無難な発言をして流れていくだけでしょう。

チームの心理的安全性を高めるメリット

反対に、心理的安全性が高いと、チームに下記のような効果をもたらします。

【1】生産性アップ

余計な心配をすることなく、話し合いや業務に集中することができるので、メンバーそれぞれの仕事に集中することができます。

また、情報の交換もスムーズかつスピーディーになるため、チーム全体の知識やノウハウも共有しやすく、生産性の向上に繋がります。

【2】製品やサービスの改善推進

メンバーから気づいたことや気になったことが自由に出てくるようになると、より多くの目での物事を見ることができるので、その分さまざまな観点から製品やサービスの改善が可能になります。

全く新しいアイデアを出す人もいれば、誰も思い至らなかった致命的な欠点に気づく人もいるので、全員が意見を言えるということは非常に重要なのです。

【3】メンバーのエンゲージメント向上

「意見を言える」「自分の出した意見が認められる」という環境が整えば、自然とメンバーのモチベーションは上がっていきます。また、そのプロジェクトをより自分ごととしても捉えられるようにもなり、責任感も生まれるでしょう。

心理的安全性の高い職場は離職率が低いというデータもあるようです。

心理的安全性を高めるには?

心理的安全性への誤解

アツシ
さて、いよいよ心理的安全性の高め方なんだけど、まず、よくある誤解について話しておくよ。
さっき、キミのいた会社について「空気の悪い会社じゃない」と言っていたよね。
カズヤ
そうだね。会議ではあまり意見が出ないけど、わりと社員同士は仲が良かったよ。
アツシ
実は、そこに落とし穴があるんだ。
カズヤ
え? どういうこと?
アツシ
「仲がいい」っていうことが、自由な発言の障壁になることもあるんだよ。

「心理的安全性」というと、「みんな仲良く」「誰も傷つくことのない状態」「冗談も気軽に言い合えるような関係」と思われる節がありますが、これは誤りです。

メンバー同士仲がいいこと自体はもちろん悪いことではありません。

しかし、協調性を重んじるあまり、誰かと意見が対立するのを恐れて自分の意見を言えなかったり、空気を読んで波風を立てないことがよしとされる風土だったりすると、「心理的安全性が高い」とは言えません。

心理的安全性は、メンバー各々の「一人ひとりが成長するとともに、チームの目標達成に向けて一丸となって進んでいこう」という思いのもとに成り立つものです。

目標達成やメンバーの成長のためになる意見は言うべきであり、それを言うことに対して心理的な障壁がない状態をつくることが、心理的安全性の趣旨なのです。

心理的安全性の高いチームを目指そう

こんなことを言っては元も子もありませんが、「明日から心理的安全性の高いチームに変える方法」はありません。

一人ひとりが「意見を言っても大丈夫だ」と心の底から思える風土を作っていかなければならないので、リーダーとしてできることは、チームにそうした空気感が少しずつ根付いていく環境を整えること。

ここでは、その環境のつくり方の一部をご紹介します。

【1】均等に発言機会を与える

会議などで「自由に発言してください」と促しても、どうしても立場の上の人や声の大きい人だけが発言して、結果的にそういう人たちの思いばかりが反映されがちです。

ファシリテーターが積極的に若手などにも話を振ったり、その場で話すことが苦手な人のために、事前に意見を書いてもらうなど、全員が発言する機会を均等に得られるようにしましょう。

【2】他人の意見を否定しないルールをつくる

まずは、どんな意見に対しても肯定的に考えて、真っ向から否定するような発言をなしにします。
会議の種類や意見の内容にもよりますが、自分の意見がすぐに否定されると、誰しも気分はよくないし、それ以降は発言しにくくなってしまいます。

異なる意見を持つ人も、相手の意見に「No」を突きつけるのではなく、まずは受け入れた上で「自分はこういう考え方をしている」という言い方に切り替えるように指導してみるといいでしょう。

【3】発言者に過度な責任を背負わせない

「自分の出したアイデアがうまくいかなかったら」と考えてしまう人は多いはずです。

発言した人が誰であれ、それを取り入れたらチーム全体(あるいはリーダー)の責任であるということを徹底して、必要以上の責任感を抱かせることに内容にしましょう。

また、「言い出しっぺがやるべき」という風潮があると、余計なことは言わずにやり過ごそうという心理が働きます。

これも言い出した人に関係なく、担当する人間を公平に決めるようにすることが大切です。

【4】発言を明確に評価する

経営者や管理職など、部下を評価する立場にある人が、積極的な発言をしっかり評価することが大切です。

良い意見はもちろんのこと、たまに的はずれなことを言ってしまったメンバーに対しても(それがチームのことを思っての発言なら)、同じことです。

評価と言っても、きちんと本人や他のメンバーにわかるような形をとらなければ意味がありません

数字としての評価だけでなく、特に若手に対しては「ありがとう」や「いいね」といった声かけをすることで「積極的に発言していいんだ」という空気を作っていくことができます。

基本は、メンバーとのコミュニケーション!

あれこれと書きましたが、根本にあるのは「メンバー同士の信頼感」です。

「全員がチームの目標に向かってがんばっている仲間で、お互いに尊重しあえている」と確信していれば、発言を恐れることなんてありませんよね。

あなた自身、各チームメンバーときちんと信頼関係を築けていますか?
そのために、適度にコミュニケーションを取れていますか?

これだけは大前提として忘れずに、一人ひとりのメンバーの立場になってチームの心理的安全性向上を目指してみてください!

-コミュニケーション, チームビルディング, 心理的安全性

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